普通自動二輪免許で乗ることができるX350と共に2023年レイトモデルとして登場したX500。
X350がフラットトラックレーサースタイルで纏められているのに対し、X500はアメリカンロードスタースタイルとされており、空冷スポーツスター的な気軽にストリートを流したくなるようなラフなデザインとなっている。
X500とX350は同じXシリーズであるために両車の基本コンポーネンツは共通していると思われがちだが、実はフレームもエンジンもまったくの別物である。搭載される排気量500ccの並列2気筒エンジンはボア69×ストローク66.8mmと、ほぼスクエアスタイルとされており、さらに360度クランクを採用。
この設定によりトルク感を得ることができワイルドなライディングプレジャーをもたらしてくれる。820mmのシートは、X350と比べ43mm高い数値であるが、ハンドルやステップとの位置関係や細身なフレームワークのおかげで、足つき性に問題を感じるようなことはないだろう。
価格も83万9800円(税込)に抑えられ、手を出しやすい価格と扱いやすいキャラクターはファーストハーレーにはもちろん、セカンドバイクとしても重宝するモデルである。